宇宙探査の照準は小惑星帯へ 探査衛星ドーンがケレスに到達
掲題に関する関連記事を引用いたしました。どのような新発見があるか楽しみです。NASAの関係者もケレス表面に2つの目が光っていたのにはびっくりしたでしょう。
「ティティウス・ボーデの法則」 中学の教科書に載っていました。当時はそんな不思議なことがあるのかと、大変興味を持った記憶があります。下に引用したWikipediaによると、この法則は偶然の産物で、あくまでも「たまたま」と説明されています。「たまたま」といわれても、本当にそうかなとどこまでも疑い、その法則の秘密を探り出したくなり、あらぬ想像(妄想)を多々繰り広げるのが、正真正銘のその道の素人である私の悪い癖です。
ドーン(Wikipedia)
ドーン・ミッションの目的は、太陽系初期の状態を残していると考えられる、2つの大きな原始的天体を調べることで、太陽系誕生の謎に迫ることである。ケレスとベスタは太陽系の別々の場所で誕生したと考えられており、それによる対照的な違いがいくつも見られる。ケレスはその形成段階において地下水による「冷たく湿った」状態を経験しているとされている。一方ベスタはマントルや核といった内部構造を持ち、また表面にある火山活動の形跡などから「熱く乾いた」状態を経験していると考えられている。スペクトルもケレスがG型、ベスタがV型とまったく異なる。
2015年4月:ケレス到着
2014年9月11日に、高エネルギー放射線粒子の影響と見られるトラブルのためセーフモードに移行した。その後セーフモードから回復して、9月15日にはイオンエンジンによる航行を再開したがこのトラブルの影響で、ケレス到着は約1ヶ月遅れとなった [2]。
2015年7月:ミッション終了
ただし延長ミッションとして他の小惑星(例としてパラス)を訪れることも考えられている。
読売新聞 3月3日
米探査機ドーン、準惑星「ケレス」到着へ
【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は2日、火星と木星の間にある準惑星「ケレス」に接近中の探査機ドーンが、米東部時間の6日午前(日本時間6日夜)、ケレスに到着し、周回軌道に入ると発表した。
記者会見したNASAジェット推進研究所のキャロル・レイモンド副主任研究員は、「ケレスはまだ成長中の星なので、表面の様子や構造を詳しく観測すれば、太陽系が誕生したころの状態を知ることができる」と話した。
先月19日に、ケレスまで4万6000キロ・メートルに迫ったドーンが撮影した写真も公開。1月末以降、ケレスの表面に明るい白い点が見えており、その正体の解明も目指す。レイモンド氏は、「氷か塩が太陽の光を反射して、白く見えているのではないか」と述べた。
準惑星ケレスに謎の白い点 NASAも困惑(YouTube)
ケレス(Wikipedia)
アメリカ航空宇宙局 (NASA) は2007年9月に探査機「ドーン」を打ち上げ、2015年にケレスに接近する。
2015年2月27日に、探査機Dawnが史上再接近して、クレーターの中で眩しく輝く謎の二つの点を発見した[4]。ハッブル望遠鏡の画像から、以前から一部の表面の輝きが強いことが知られていたが、Dawnの新しい写真により、始めてこれらが何か特殊な小さな物体によるものであることがわかった。この物体が何なのかは未確認。
直径 952.4 km
質量 9.445 ×1020kg
平均密度 2.05 g/cm3
表面重力 0.26 m/s2
脱出速度 0.51 km/s
自転周期 9.074170 時間
ティティウス・ボーデの法則(Wikipedia)
当時知られていた太陽系の6つの惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星)の軌道長半径(太陽からの平均的な距離)aは
a / \mathrm{AU} = 0.4 + 0.3 \times 2^n
で表せる。ここで水星はn=-∞、金星はn=0、地球はn=1、火星はn=2、木星はn=4、土星はn=5である。aの単位は天文単位(AU)である。
この法則の提唱後1781年に天王星が発見され、その距離はn=6の場合に良く合っていたため、法則の信憑性が高まった。そのため、空席であるn=3に該当する天体の探索が行われた。その結果1801年に小惑星ケレスが発見された。
コンピュータによる惑星形成のシミュレーションの結果では、生成する惑星の配置は初期条件によって大きく変わり、形成後にも惑星の軌道半径の変化が起きることが分かっている。また近年、恒星のすぐ近くを公転する系外惑星の発見が相次いでいる。そのため、ティティウス・ボーデの法則は、力学的な必然ではなく偶然だという考え方が主流となっている。
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「ティティウス・ボーデの法則」 中学の教科書に載っていました。当時はそんな不思議なことがあるのかと、大変興味を持った記憶があります。下に引用したWikipediaによると、この法則は偶然の産物で、あくまでも「たまたま」と説明されています。「たまたま」といわれても、本当にそうかなとどこまでも疑い、その法則の秘密を探り出したくなり、あらぬ想像(妄想)を多々繰り広げるのが、正真正銘のその道の素人である私の悪い癖です。
ドーン(Wikipedia)
ドーン・ミッションの目的は、太陽系初期の状態を残していると考えられる、2つの大きな原始的天体を調べることで、太陽系誕生の謎に迫ることである。ケレスとベスタは太陽系の別々の場所で誕生したと考えられており、それによる対照的な違いがいくつも見られる。ケレスはその形成段階において地下水による「冷たく湿った」状態を経験しているとされている。一方ベスタはマントルや核といった内部構造を持ち、また表面にある火山活動の形跡などから「熱く乾いた」状態を経験していると考えられている。スペクトルもケレスがG型、ベスタがV型とまったく異なる。
2015年4月:ケレス到着
2014年9月11日に、高エネルギー放射線粒子の影響と見られるトラブルのためセーフモードに移行した。その後セーフモードから回復して、9月15日にはイオンエンジンによる航行を再開したがこのトラブルの影響で、ケレス到着は約1ヶ月遅れとなった [2]。
2015年7月:ミッション終了
ただし延長ミッションとして他の小惑星(例としてパラス)を訪れることも考えられている。
読売新聞 3月3日
米探査機ドーン、準惑星「ケレス」到着へ
【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は2日、火星と木星の間にある準惑星「ケレス」に接近中の探査機ドーンが、米東部時間の6日午前(日本時間6日夜)、ケレスに到着し、周回軌道に入ると発表した。
記者会見したNASAジェット推進研究所のキャロル・レイモンド副主任研究員は、「ケレスはまだ成長中の星なので、表面の様子や構造を詳しく観測すれば、太陽系が誕生したころの状態を知ることができる」と話した。
先月19日に、ケレスまで4万6000キロ・メートルに迫ったドーンが撮影した写真も公開。1月末以降、ケレスの表面に明るい白い点が見えており、その正体の解明も目指す。レイモンド氏は、「氷か塩が太陽の光を反射して、白く見えているのではないか」と述べた。
準惑星ケレスに謎の白い点 NASAも困惑(YouTube)
ケレス(Wikipedia)
アメリカ航空宇宙局 (NASA) は2007年9月に探査機「ドーン」を打ち上げ、2015年にケレスに接近する。
2015年2月27日に、探査機Dawnが史上再接近して、クレーターの中で眩しく輝く謎の二つの点を発見した[4]。ハッブル望遠鏡の画像から、以前から一部の表面の輝きが強いことが知られていたが、Dawnの新しい写真により、始めてこれらが何か特殊な小さな物体によるものであることがわかった。この物体が何なのかは未確認。
直径 952.4 km
質量 9.445 ×1020kg
平均密度 2.05 g/cm3
表面重力 0.26 m/s2
脱出速度 0.51 km/s
自転周期 9.074170 時間
ティティウス・ボーデの法則(Wikipedia)
当時知られていた太陽系の6つの惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星)の軌道長半径(太陽からの平均的な距離)aは
a / \mathrm{AU} = 0.4 + 0.3 \times 2^n
で表せる。ここで水星はn=-∞、金星はn=0、地球はn=1、火星はn=2、木星はn=4、土星はn=5である。aの単位は天文単位(AU)である。
この法則の提唱後1781年に天王星が発見され、その距離はn=6の場合に良く合っていたため、法則の信憑性が高まった。そのため、空席であるn=3に該当する天体の探索が行われた。その結果1801年に小惑星ケレスが発見された。
コンピュータによる惑星形成のシミュレーションの結果では、生成する惑星の配置は初期条件によって大きく変わり、形成後にも惑星の軌道半径の変化が起きることが分かっている。また近年、恒星のすぐ近くを公転する系外惑星の発見が相次いでいる。そのため、ティティウス・ボーデの法則は、力学的な必然ではなく偶然だという考え方が主流となっている。
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