Google自動運転車が初の事故 追突されるのには慣れっこだが、今回は自分からバスにぶつかっていった

Googleの自動運転車が公道で初めての事故を起こしたとのニュースです。関連するニュースも合わせて引用しました。

自動運転車は現在は公道試験というフェーズにあります。不具合を修正しながらの試験です。技術的な不具合も多く見つかっていたようで、いままで事故の加害者側にならなかったのは幸運だったのでしょう。

多くの記事で取り上げられているのが、後続車に追突された事故です。自動運転車は超法令順守で走行する車ですから、いってみれば自動車教習所の教習車です。思わぬところでスピードを緩めてみたり、割り込み時に割り込み車線車両との速度差をもろともせずに制限速度で割り込んだりと、追突される原因を自動運転車自体が作っている可能性があります。

必要に応じて人間らしく法を破る、そんな必要性をGoogleの担当者も意識し始めたようです。

ここ数日、日本においても自動運転車の開発が必要とのニュースが流れています。非常に近い将来、この自動運転車が有用な交通手段となり、また、景気の下支えとなっていることでしょう。



日本経済新聞 3月1日

グーグル自動運転車過失で事故 公道でバスと衝突、初のケースか  抜粋

 米IT大手グーグルが走行試験を行っている自動運転車が2月中旬、西部カリフォルニア州の公道で、走行中のバスと衝突事故を起こしていた。自動運転車の側に過失のあるケースは初めてとみられる。

 トヨタ自動車の「レクサス」を改造した自動運転モードの車両が幅の広い車線を走行中、前方に砂袋を認識して停止。回避して前進しようとしたところ、後ろから来たバスに衝突した。自動運転車の搭乗者は、バスが自動運転車に道を譲るはずだと判断していた。けが人はなかった。

 グーグル車の公道実験は2012年から本格化した。(共同)



IT Pro 1月14日

Google自動運転車、14カ月間の公道テスト走行で272回の技術的不具合 抜粋

 米Googleが開発に取り組んでいる自動運転車の公道テスト走行では、過去14カ月間に272回の技術的問題が発生していた。

 危険回避のためにドライバーが操縦したケースは69回で、そのうち13回は、のちの検証によって、ドライバーが制御しなければ衝突事故を起こしていたことが確認された。そのうち2回はコーン標識への接触、3回は別の車による衝突が発生するところだったという。


GIZMODE 2015年10月15日

自動運転車、事故の原因は「安全を意識しすぎる」という皮肉 抜粋

 運転手のいらない自動運転車は、交通事故を減少させるのが目標の1つです。が、いくら自動運転車ががんばったとしても、運転手のいる車のほうからぶつかってこられたらどうしようもありません。しかし、一方で自動運転車は運転が慎重すぎるのも事故の一因だということもわかってしまいました。



The Wall Streat Journal 2015年9月29日

グーグルの自動運転車、より自然な運転目指す 抜粋

 米グーグルは、自動運転車を道路交通規則に従うよう設計した。だが、ここに来て、人々が実際にしているような運転方法を学ばせようとしている。曲がり角をさっと小回りしたり、交差点で不意に止まったり、はみ出し禁止の黄色い2本のセンターラインをはみ出して走ったりといったことだ。

 グーグルの自動自動車は常に最悪の事態を想定し、頻繁にブレーキを踏む。それが時に他のドライバーに急停止を余儀なくさせることがある。

 自動運転車は2009年以降、16回の小さな事故を経験している。このうち12回は後ろから追突された。これは米国全体の平均を上回る事故率だ。

 自動運転車が物体を認識するためのグラフィックプロセッサーを設計しているエヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は、自動運転車が「なぜ追突されるのかというと、コンピューターのように運転するからだ」と話す。

 同CEOは、グーグルが「ディープ・ラーニング(深層学習)」技術でこの問題を解決できるかもしれないと言う。コンピューターが画像や物体を認識する能力を時間をかけて向上させる技術だ。



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この記事へのコメント

匿名
2016年03月04日 18:17
ご健在で何よりです。

自動運転は高速道路のような一直線の単調な道路では今のアクセル固定に代わって実用可能でしょうね。

市街地では割り込みや急停車などには対応できません。

万一事故が起きれば自動運転設計者の自動車会社が責任を負うことになります。

故に自動運転は言語翻訳のようなものです。

自動運転は軍隊の偵察機能を持つ機械の研究と言えば解り易いでしょう。
2016年03月05日 05:48
匿名様

おじさしぶりです。こちらは健康に過ごしています。

さて、自動運転。
過疎地の高齢者にとって、大きな恩恵になる日がくるものと期待いたしています。私が運転ができなくなったときに、ちょっとそこまで買い物の手伝いをしてくれるようになればよいのですが。
匿名
2016年03月05日 09:56
過疎地は利用者が少ないので自動運転の為の道路整備費用を自動車会社が負担すれば実現できるかのしれませんが利用者が死に絶えれば投資が無駄になりますね。

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