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zoom RSS 飲料自動販売機で常温での飲料販売を始める これは常識を打ち破る英断、それともマーケティングの誤り

<<   作成日時 : 2016/05/19 19:26   >>

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「人間がおいしさを感じるのは体温のプラスマイナス25度くらい」 これが私たちが持っている常識であり、飲料会社の常識でもあったはずだ。この常識に従って、夏には冷たい飲料を、冬には温かい飲料を自動販売機で提供する。

タイトルの「常温自動販売機」を目にして「節電もここまで来たか」と瞬時に思った。しかし、記事の内容はそうではなく、冷房の効いたオフィスで働く人のためという。冷房が効きすぎたオフィス、これは省エネとは真逆の話である。冷房の寒さに耐えて常温の飲み物を欲するか、それとも「熱い」飲み物を欲するか。どのようなマーケテキングがなされたか興味深いところである。

結露の問題を認識している人は、結露のみならず保温をかねてペットボトル保温カバーを持ち歩いていることが多い。結露の問題はこの保温カバーで解決する。したがってこの結露問題も少数意見が過剰にクロースアップされているような気がする。

しかし、記事には、「コンビニエンスストアなどでも常温の販売コーナーを設ける店舗が増えている。」とあり、もしこの販売機が市民権を得るようであれば、私自身の常識を書き換える必要があるだろう。

私は、この話はごく一部の消費者をターゲットとした超ニッチ戦略だと思っている。加熱・冷却のための電気代が大きく低減できれば売上本数は少なくても採算に乗るのか、逆に利益は増えるのか、なども興味あるところである。コンビニに行ってその自動販売機の現物とその売れ行きを確認すること、三現主義の考え方が何より大切である。そして、一年後にはたしてこの自動販売機の台数が増えたかどうかを確認することも重要である。



日本経済新聞 5月17日

常温自販機の設置拡大、全国300台に 女性需要開拓

 アサヒ飲料は常温で販売する自動販売機の設置を大幅に増やす。現在は東京都内を中心に40台を設置しており、年内に全国で7倍強となる300台とする。オフィスビルなどを重点的に開拓し、体の冷えを気にする女性などの需要を開拓する。2014年4月の消費増税以降、売り上げが減少している自販機での販売をてこ入れする。

 自動販売機では通常、冷たい飲み物は約5度、温かい飲み物は約50度に設定している。夏場には冷房の効いたオフィス内で働く人などから常温の商品を求める要望が強かった。結露することで周囲がぬれるのを嫌う人も多いという。コンビニエンスストアなどでも常温の販売コーナーを設ける店舗が増えている。


自動販売機の電気代、1ヶ月で何本売れたらプラスになる?  2015年5月16日調査報告

ポイントのみ引用

飲料自販機の電気代を12ヶ月分、公表しているサイトでは
最も高い1月が2735円。最も安い4月が858円でした。1ヶ月で平均すると電気代は「1788.5円」

今回は最も高い電気代の2735円で計算

計算式(シンプルに、単純化して計算)
自動販売機1ヶ月の電気代 ÷ ドリンク1本の粗利 = 2735 ÷ 50 = 55本
 (※ 平均値を採用すると36本となるが)

日本に自動販売機の台数は509万4000台、年間の総売上は5兆2138億200万円(すべて2013年度)。このうちのほぼ半分が飲料自販機です。


2015年末自販機普及台数及び年間自販金額(日本自動販売機工業会)

画像




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内 容 ニックネーム/日時
夏前になると冷たいものしかないけれど暖かいものでなくても冷やしてないものを飲みたい時があります。
匿名
2016/05/20 10:36

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