兵庫県加古川市 合理的な合葬式墓地の運用を開始した 死んでしまえば皆一緒に

墓地の問題は古家の問題と同じく、頭を悩ませる問題です。田舎では多くの跡継ぎが町を離れ、たとえ長男といえども定年後になっても帰ってこないのが普通となりました。多くは、高校を卒業すると田舎を離れ、新たなコミュニティに属することになります。この人たちが60~65歳で定年を迎えた時、田舎に帰るという選択は、①培ってきたコミュニティにおける人間関係を断ち切ること、②生まれ故郷と言えども新たなコミュニティのメンバーとして再出発する、ということです。さらに、長年留守にした家はボロ家と化しているとなっては、田舎に帰る踏ん切りがつかなくなるのも当然と言えます。

ここで問題となるのが、先祖代々の墓。永代供養として寺に丸投げするのが一般的になってきていますが、新たな選択肢が生まれました。下の神戸新聞の記事がそれです。一つの供養塔を建て、そこに加古川市民の骨を集中させるとのことです。合理的と言えば合理的ですが、預けられた遺骨は忘れ去られてしまうような気もします。

そうはいっても、未来永劫に続く家系というものが考えにくくなった現在、合葬式墓地は魅力的な選択肢の一つとなりえると感じました。


Web上の記事より抜粋しました。

2016/10/6 22:35神戸新聞NEXT

加古川市が合葬式墓地整備 貸し付け希望者募る

 合葬式墓地は多くの人の遺骨を一つの墓に埋蔵する形式で、本格的な運用は県内で初めてという。

 完成した合葬式墓地は179平方メートル。建物内には、骨つぼに納められた2千体の遺骨を安置できる個別安置室と、遺骨のみで1万体程度が納まる合葬室のほか、納骨時に利用できるセレモニーホールを備える。建物の上には献花台と参拝スペース、希望制の記名板などがある。

 個別安置室は許可日から20年間(1回のみ10年間延長可能)納めることができ、期間が過ぎれば合葬室へ埋蔵される。
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(メモ)

日本経済新聞 10月7日朝刊

1面  セブン&アイ、百貨店縮小 H2Oに関西3店譲渡 

神戸新聞 10月7日朝刊

21面 兵庫県加古川市 合葬式墓地の募集開始
     多くの人の遺骨を一つの墓に埋葬する 費用負担や継承への不安を解消
     市民アンケートで合葬式墓地が必要と答えた人が41%と、必要ないと答えた16%を上回った
    


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この記事へのコメント

匿名
2016年10月29日 09:27
死者の骨を保存するから墓が必要になるので骨を保存しなければ墓は必要がなくなる。
死ねば皆兄弟の具会一緒の墓標一本だけで世界中の死者の墓標に成る。

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